2011/01/12

さっき買ったばかりの本を

 ――― 2011年1月12日。『さっき買ったばかりの本を』 ―――
学園祭のような、同人誌即売会のような、そんなイベントの最中の学校。自分は図書室のようなところで、本棚を見ている。
見ると、自分がちょっと興味ある作家のまんが本がある。それがA2版くらいの、やたら大きな判型のものを自分は取り出して、席について開いてみる。
するとそこへ、その本の持ち主らしき、見知らぬ生徒くんが現れる。で、だいたいこんなことを言う。

『あれ、ボクがさっき買ったばかりの本を、キミが読んじゃってんのかい! ま、いいけど、汚さないでくれよ!』

おおらかなことに、このかいわいでは、買ったばかりの本をとりあえず共同の書棚に突っ込んで、自分はまた買い物を続ける、ということがあたりまえのようだ。

それで自分は、おごそかな手つきを示して、本を傷めぬよう気を付けることを伝える。すると持ち主くんは、また別の買い物に行ってしまう。そしてまんがの本を眺め続けている自分だが、その内容が『そんなに面白くもないな』と感じる。

2011/01/06

真冬の木に残ったしなびた柿の実

 ――― 2011年1月5日。『真冬の木に残ったしなびた柿の実』 ―――
自分は部屋の中で、かって自分がファンだったバンド≪8 1/2≫の印象を、どう伝えようかと考えていた。
ふと気がつくとN子が お風呂の水を手でかき回していた。入浴しようかどうしようか、考えあぐねている気配だ。するとここは、かって自分も暮らしていた、世田谷のN子の部屋だったらしかった。

『入りたいなら、お風呂に入ったらいいじゃないか』
『じゃ、そうするけど、でも夕ごはんは…』
『ぼくがなにか作ろうか? スパゲティでも』
『うん、いいけど…たぶんパスタがないよ』
『それくらいは、買ってくるさ』

N子が疲れ気味のようなので、何とか力になりたいと考えてはいたようだ。そして自分は部屋を出た。そこで気づいたが、自分の財布の中にお金が少ない。にしても、スパゲティとベーコンくらいは買えるだろうと考えながら。

路地の上に出ると、N子が窓から身を乗り出して、なぜか興奮気味に竹ざおを振り回し始めた。アパートのすぐ横に生えている柿の木から、果実をたたき落とそうとしているのだった。
すると、真冬の木に残ったしなびた柿の実が落ちてきた。自分はそれを地面に落とすまいと、必死に受け止めた。そうして5、6個の柿の実が、自分の手の中に残った。これを夕飯の食材の足しにしようというつもりなのかな、と考えていた。

それから自分らは何か話そうとして、N子がベランダから乗り出すと、その顔が自分の目の前近くまで届くのだった。曲芸のように、折り曲げたひざをベランダのどこかに引っかけて。自分はびっくりした。

『すごいな、1階と2階でキスできそうじゃないか!』

しかしN子は、そうね、とだけ言って引っ込んでしまった。それからスーパーに向かいながら、自分は考えた。
柿は食べられるものではあろうけれど、しかしこの後の献立にどう関係があるのかと。柿のジャムはあっても、柿のパスタソースはなさげ。
またよく見ると、いくつかの柿の実のへたのあたりに、何か菌類が生えていた。腐った木の切り株などに発生する、もこっとして堅いやつが。生えているのはふつう食べない部位なので、そこを切り捨てれば問題ないのかも知れないが…。

2010/12/24

なぞめいた海上の遺構

 ――― 2010年12月24日。『なぞめいた海上の遺構』 ―――
おっさんの船頭が操る小舟に乗って、われわれ少年少女は、海の上に口を開いたふしぎな遺構に向かっていた。
やがてわれわれが見たのは、海面からわずかに顔を出しているだけの岩盤と、その頂点に開いた四角い穴であった。

見えている部分はごく小さいが、しかしその岩盤はひじょうに大きく平べったく広がっているもので、その一帯に巨大な暗しょうをなしているようだ。なるほどこれでは、小舟でなくては近づけない。
またその岩盤の頂点の穴は、ほぼ正確に真四角で、人が開けた穴にしか見えなかった。そしてその大きさは、一片が60cmあるかどうかという小ささだった。

ここで自分の頭の中に、地図のイメージが浮かんだ。地図は、近畿地方を表していた。
そこに絵解きされたルートによると、われわれは大阪湾から出発し、南下した。そして、ひじょうに狭くて通常船舶が通れない海峡を通過、さらには知られざるふしぎな海流に乗ったりして、いま和歌山県沖あいのこの場に達したのだった。

さて、事前に聞いた話だと、この遺構と呼べそうなものは、江戸時代くらいのむかしに金が採掘されていた場所らしいとか。できるなら、その内部を探検したいと思っていたけれど。
けれども目の前の心細い穴は、人間が入っていけるものという感じがしない。そもそも波をかぶるくらいの低い位置に存在する穴なのだから、その中は海水に満たされてしまっているのではなかろうか? どうしたものかと、われわれはその穴を眺めているばかりだった。

2010/12/12

ビリティス in シブヤ

 ――― 2010年12月12日。『ビリティス in シブヤ』 ―――
渋谷の街を歩いていると、劇場街で、「ビリティス」が演劇としてリメイクされた公演が、かなり人気を集めているようだった。ポスターを見ると、『あえて16時という開演時間を設定しました!』と、わかるようなわからないような宣伝文が目についた。

気がつくとそのあたりの路上は、公演につめかけた女性らで、かなりごったがえしていた。見ると同年代の女性のグループに加え、母と娘らしい組み合わせのお客が目立った。そして『ビリティス・ガールズ』と呼ばれる女性たちが、ふんいき作りと警備係をかねて、おそろいの白い服をまとって、劇場周りで活躍しているのだった。

と、それはいいが。しかし、会場付近の人々を整理しようとしているビリティス・ガールズの態度に、乱暴で強硬なところがずいぶんあるように思えたのだった。自分はたまたま街頭でそれを見かけただけだが、『これはいきすぎでは』…と考えていた。

(註。「ビリティス」とは、1970'sのデヴィッド・ハミルトンによる、レスビアン的なムードの映画作品だと思う。自分はちゃんと見たことはない。また、夢にみた街並みは、後で考えたら渋谷よりも有楽町に近いものだった。
また、ちょっと解釈的なことをメモ。この夢に登場したビリティス・ガールズは、自分の中でのラディカル・フェミニストに対するイメージかもしれない)



同じ日にみた、関連ありそうな別の夢。

自分は歩いて、渋谷の中心街に向かっているつもりだった。歩いていると、ひじょうに巨大な角川書店の本社ビルの真横を通り過ぎた。社屋の周りに、何か用があるのだろうか、アキバっぽい少年たちの小グループがたむろしていた。
…いや、何かがおかしい。路上の掲示などを見て地理を確認すると、自分はどこかで方角をまちがえて西へ行きすぎ、幡ヶ谷かどこかへ向かっていたらしかった。

それから引き返して自分は、同じ目的地に向かっている仲間の青年らと落ち合った。すると彼らにしても、目的地へのルートには明るくないようだった。
そしてひとりの仲間が、『こう行くのでは?』と示したルートは、さっき自分が迷い込んだところだった。『それだと、違うんだな』と指摘しながら、ちょっといい気分になっている自分を感じた。

(註・角川書店の社屋は、そんな位置にはないし。そして実物は見たことないけれど、いくら何でも夢の中のイメージはりっぱすぎ)



もうひとつ、同じ日の夢。

弟が内装関係か何かの会社を起こしたので、自分はそこに雇われる。そしてふたりで、得意先廻りに出かける。
畳の敷かれた団地の集会場のようなところで、得意先の社長に会う。和室なので正座して、弟が先に自己紹介し、自分が続く。ところがふたりとも名刺を持っていないことに気づき、『おかしいな』と感じる。
すると向こうの社長は自分をさして、『あなたがお兄さんなんですな』と言う。つまりおまえがヘッドなのか、というニュアンスを感じたので、『そうですが、社長は弟です』と自分は返事する。

2010/11/05

みどり色のクジラ

 ――― 2010年11月5日。『みどり色のクジラ』 ―――
むかし懐かしいバンド映画に出演しているようなふんいき、「ビートルズがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!」等のような。

そして自分らのバンドメンバーは、ホームタウンのロンドンからニューヨークに向かおうとして、電車に乗り込む。すると取り巻きの少女たちもついてきて、対向のロングシートに並んで腰かける。
そして彼女らのひとりがこっちに向かって、半ばあざけるように言うには、『(電車なんかよりも、)クジラに乗って行ったら?』。

意味がよくわからないのでふと見ると、シートをはさんだ電車の床の上に、あざやかなみどり色のクジラの作り物が20個ばかり、あちこちの方向を向いてびっしりと存在していた。
そのクジラ型の置き物(?)の、それぞれの大きさは30~40cmくらい。プラスチックやウレタンフォームでできているのだろうか、コミカルな造形で、大きな口を開けていて、中はほとんど空洞のようだった。



…というところで夢は終わり。これ以前のお話があったように思うが、それは忘れてしまった。
なおこの夢について、視点はイギリスのバンドのメンバーにあったのだが、しかし『見ている自分がバンドのメンバーである』という感じが、あまりしていなかった。つまり『映画』として、主観的な映像をみている感じだった。

音響専門学校

 ――― 2010年10月28日。『音響専門学校』 ―――
たぶん音響系の専門学校の夜間コースに通っているが、自分の出席率が、あまりよくない。いまはその教室に来ているが、前に来たのはいつだったろうか?

ただ、オレだけが不熱心だというわけでもない感じ。1人の女の子が、別の女の子(委員長的な存在?)に呼び止められて、『○○さん、これいまできる?』と言われている。未提出の課題を出せ、と言われているらしい。

(今や自分でもよくわからないメモ、)教室にそなえつけの出席簿、似顔絵で。オレは先週はいなかったが。

高校の同級生だったY川くんが、何かを話しかけてくる。けれどよく聞き取れず、『え、よく分からないんだけど?』と聞き返す。
相手のおしゃべりもあまりあれだったが、しかし『聞きたくない話なのでよく聞こえない』、ということがあるかな…と、自分は夢の中で考えていた。

2010/10/24

膠着状態

 ――― 2010年10月24日。『膠着状態』 ―――
プールじゃないんだけど、水を抜いた小さなプールのような場所。その中に追い込まれて、ひじょうに強そうな不良から、タイマンを挑まれている。それ以前のお話がいろいろあった気がするが、それは忘れてしまった。

追い込まれた場所は、ふつうの地面より、1m以上も低くなっている。しかもその周囲の高いところから、不良の仲間のデブ君が、戦況を見おろしている。そして自分が俊敏でないし、これでは逃げおおせることができそうもない。

では、自分の相手の不良君は。ジャンプのまんが「ブリーチ」のヒーローを、すごく悪くしたような感じのヤツで。
彼は自信満々に距離を詰めてきて、首と首を抱えあうような体勢になった。そして向こうはいまだ力を入れてこないので、こっちは何でもできるっちゃできる。
テンプルをぶん殴ることもできそうだし、ボディを喰らわすこともできそう。がしかし、やったところで効くような気がしないのだ。何しろ自分が非力だし。

むしろそれをきっかけに、コテンパンにされそうな予感がひじょうに! こっちに先手を取らせた上で、ものすごい仕返しをしようとしていそう、相手のよゆうありすぎな表情から、そのような気がしてならない。
それでどうともしかねて、自分は膠着状態を維持するばかりだった。

2010/10/23

アリアル・パチャトゥーラ

 ――― 2010年10月23日。『アリアル・パチャトゥーラ』 ―――
アリアル・パチャトゥーラというものがあるらしい。よくわからないが、Wikipediaにもその項目があるようだ。

それは何かって、映画の題名のようでもあり、まんがのようでもあり。
…何となく後者の線が濃いが。それは女子中学生を主人公にしたような、日常コメディのような、サバイバルもののような? 『高いところから飛び降りる』というモチーフのあるもののような?

どうであれ、ちょっと面白そうでもありながら、けっきょくさいごには自己否定しているような作品なのじゃあるまいか、という気がした。

2010/10/10

ソープ的マルキシズム

 ――― 2010年10月9日。『ソープ的マルキシズム』 ―――
オレは大学3年生という設定で、現実にそうだったように、単位の足りなさを気にかけている。
飲み会に連れていかれ、ビール2杯しか飲んでないのに、割り勘でそれぞれ2万円の勘定だと言われる(!)。サイフの中には、1万5千円くらいしか入っていないのに!(これは現実がそう)
頭を抱えたオレが、うつ病か何かになりそうかもと見かねた女性の先輩が、その勘定を立て替えてくれたらしい。オレはその店を出る。

自分の部屋に帰る。卒業が迫っているので、荷物を実家に戻さなければならないな、と思う。叔母たちがそこへ現れ、『もう3年も経っちゃったのねえ』などと言う。

それから叔父によって、ソープランドへ強引に連れて行かれる(現実は風俗行ったことない)。とくに、そういう気分でもないのに。それもオレの払いで。
受付の後、伝票でお金を束ねて、5千円札にパンチの穴をあけたものが手渡される。そのお札は、オレのサイフから出たものだと思う。
『お金に穴開けちゃ、ダメじゃん!』と思ったが、この店的にはそれが『Paid』の印らしい。他では使えなくなるが、この店では通じる、ということらしい。
ただし、銀行で取り替えてくれそうな気もするので、このまま帰ってしまおうか…という考えも頭に浮かんだ。がしかし、ちょっとだけ好奇心がまさった。

で、伝票に『キング・クリムゾン』と書いてあり、それが相手のお姉さんの源氏名らしい。さもなくば、客としてのオレに付されたコードネームらしい。
お店は開放的すぎる構造で、おおまかな構造は2重の同心円になっている。内側の円はプレイルームで、後で知ったのだが、仕切りも何もない。その中で、30~40くらいのペアが、ひしめきあうような状態でソープ的なプレイをしているのだった。

で、そのプレイルームにたくさんのドアがあり、担当のお姉さん別に入り口が分かれている。自分は該当するドアの前で、電光掲示板に『キング・クリムゾン』という字が出るのを待たねばならない。
待っている場所が外側の円で、同じように待っている人々がずいぶんいた。かつこの外側の円のあちこちに、カウンターやゲート的なものがある構造になっていた。

ところがずいぶん待たされて、気がそれたところで掲示を見逃し、オレの順番は飛ばされてしまったようなのだった。で、そんな場合はその次の番、というほどかんたんなシステムではないようなのだった。

どうしたものか…と考えながら歩いていると、プレイルームの中が丸見えの、大きなはめ殺しのガラス窓に行き当たった(記述が前後したが)。思い出すと、アングルの名画「トルコ風呂」のような眺め、という感じもあった。
そして見ていると、たった5千円のわりにかなり激しいサービスがなされているようなので、『このまま帰ってもつまらないかな』と感じた。

困ったところで、カウンターのお兄さんに相談した。カウンターと言っても、廊下の真ん中に学校の机とイスが2~3コ並んでいるようなところだが。
すると、黒ブチめがねの秀才風、そしてバイト学生風、あえて言うと「うる星やつら」のメガネ君みたいなお兄さんは、オレの渡した伝票をチェックしながら、『あーこれね。…もう、まったく、よけいなこと書いて』…と、ふしぎなことをつぶやいている。

『あ、いや、その用紙は、オレが書いたのではないのですが…』
『うん、それはわかってますよ? しかし、職員に正しい手順をわかってないヤツが多くてネェ、ほんとに』

どこの職場でもあることで、言いたいことは分かるが、でも客のオレに言わなくても…と思った。ともあれ彼は、伝票等を作り直してオレに手渡し、『これで大丈夫』的なことを言った。

するとこんどは、コードネーム(?)が『ストライパー』になっている。しかも、5千円札だったものが、どこの国の通貨ともつかない、見慣れたお札になってしまっている! これではもう、持って帰っても仕方がない。
自分は該当するドアの前で、再び待つ。前のお客が、すっきりした感じで出てくる。
次は自分かな…と思ったら、予想外にお姉さんが顔だけ出してきた。自分は目の前で、それを見た。
その女性はわりに美人だったが、年齢は30過ぎくらいか、そして疲れている感じは厚化粧では隠しきれていなかった。で、その女性が、視線をオレとは合わせもせず、『次からは、18時からの部になりまーす!』、と、感情も込めずに言ったのだった。

かくて全館が、休憩時間に入ってしまったようなのだった。すると、館内のふんいきが一変した。オレが突っ立っていると、数人のナースが用具を載せたワゴンを押しながら、『どいてどいて!』と言わんばかりに、足早に通り過ぎていった。たぶん、お姉さんたちの体調の検査等があるのかな、と思った。
それから廊下では、さっきまでお客たちが座っていたイス(病院の待合室のイスみたいなもの)に、男女の職員ら10数人が腰かけて、何か講習のようなものが始まった。聞いていると、それは何とマルクス主義の学習なのだった。

妹とハグすると

 ――― 2010年10月5日。『妹とハグすると』 ―――
妹とハグすると、いつのまにかオレ(170cm)より背が高くなってるのでショックをこうむる。
(ただし、現実の自分は弟が2人で妹はいない)

と、これだけでは短すぎてあんまりなので以下、日付不明(たぶん10月初め)の夢のメモをあわせて掲載。

何かの施設の職員である自分、辞めたい。
おやつの時刻なので、小さいけどケーキを1つもらう。うまい。
(下のフロアに)人がやたらと増えて、階段を降りれない。人の頭を踏んじゃうので。

宇宙への転職。クビになった人々が他の星へ植民させられる。
ただし中高年ばかりなのが、政策として疑問。

2010/09/27

MC合戦のセコンド

 ――― 2010年09月27日。『MC合戦のセコンド』 ―――
以下は、やたらに長い夢の、ごく一部分。

話題のラッパー同士のMC対決が、演出のためにリングの上で行われる。自分はびみょうに関係者であるらしく、その一方のセコンドを演じているつもりで、ゴングが鳴る直前、コーナーの下にしゃがんで選手に付き添っている。

だがしかし、ゴングが鳴りもしない前に、『ま、そろそろいいか』と思って自分はその場を離れ、違うところで何か違うことをする。

それから帰宅すると(現実の自宅と異なる、やたら地べたが近いあばら家)、意外と玄関にカギがかかっていたので、すぐ横の戸口から家に入る。
そうすると、N子が来ていて、汚そうな畳の上にぺたりと座って、新聞のような雑誌のようなものをたくさん拡げて眺めている。

そして何だかふきげんそうなので、自分が『どうしたの?』か何か声をかけると、N子はだまったまま、自分に1冊の雑誌をつきつける。それが変形大判で30cm角の、むかしの『ele-king』のようなもの。
で、そのカバー写真が、先ほどのMC合戦の、試合前のコーナーを写したもので。選手と一緒に、セコンドの自分がバッチリ写ってしまっている。
それを見て自分は、『ん、思ったほどいい男に映ってねーな』…と思い、特に後頭部のへんなところで毛がハネ気味だ、ということを思う。
で、これがN子のふきげんのタネだということが、何となく分からんでもないが、しかし具体的にはよく分からないのだった。

(付記。自分とN子が共同名義で『ele-king』に寄稿していたことがあったので、これはそれに関係した夢ではあろう)

2010/09/26

なぞのロックバンド

 ――― 2010年09月25日。『なぞのロックバンド』 ―――
聞いた話で、『オーズ(O-s)』とか『アーズ(A-s)』とかいう運動体的なロックバンドがすごい動員を記録したらしい。興味をもって話を聞いて回るけど、どういうものかはっきりしない。が、どうも、そのバンドメンバーもファンも、全身白い服をまとった女性らであるらしかった。

2010/09/24

学校給食に関するアンケート

 ――― 2010年09月24日。『学校給食に関するアンケート』 ―――
弟の学校給食に関するアンケートを書かなくてはならない。質問票を見たら、けっこう美味しそうな献立らが、カフェのメニューみたいなおしゃれっぽい写真で紹介されている。

だがしかし、『それぞれ完食したか否か』という問題は、喰った本人でもない自分には答えられない…ということに気づく。摂取量に応じて給食費が変わるらしいので、まじめに答えなければならないのに。

献立表をかねた質問票をよく見ると、給食中のBGMは、ジョン・フォックスやゲイリー・ニューマンだそうなのだった(選曲リストつき)。たぶん彼らが、本国イギリスの学校の給食タイム用に書いた曲らが流用されている。

さらによく見ると、(ありがちな)MSパワーポイント資料みたいでもある質問票。その、別になくてもいいような挿し絵が、過剰に色っぽい人妻(たち)、手塚マンガの火の鳥、と、何だかおかしい。また、丸っこい枠を多用したレイアウト全般も、何か萌えエロ関係で見たことあるような?
これはひょっとしたら作り手が、分かるヤツには分かるような謎をかけているのでは? …と思ったところで目がさめた。

蛇足。寝てる最中のBGMに、フィリップ・グラスやらマイケル・ナイマンやらの、わりとどうでもよさそうな現代ピアノ曲をしかけていたが。その、意外と落ち着きないところが、夢のふんいきに出ていたような。また、『食事を完食したか否か』という問題は、介護の仕事から出ている話かとは思う。

2010/09/14

1990's ドリーム

 ――― 2010年09月14日。『1990's ドリーム』 ―――
DJナウくんと2人、スーパーファミコンにモデムをつないで、海外のあやしいフォーラムに接続して遊ぶ。どういうわけだか、サードパーティ製のあやしい周辺機器をいっぱい持っている(けっこう使い込まれたもの)。
それらの機器の多くが、意外なところにフロッピーのドライブをそなえていた。さらに、スーファミ本体の上ブタを外すと、マシンの後端部にMIDI端子が見つかった。これなら、プログラムがあればスーファミをMIDIシーケンサーにすることもできそうだった。ただしコネクタの形がへんなので、変換機材も必要そうでありつつ。

で、しばらくは興奮して、ゲームのROMやテレビドラマらしきもの(?)等のファイルを落としたり、英語のフォーラムをのぞいたりしていた。何をダウンロードしたのかナウくんが、『やべえ、システムディスクに書き込んじゃった』と、びみょうにあわてていた。うすっぺらな4角形の機材の、別々の辺に沿ってドライブがあるので、分からなくなったかと思った。

しかし。やがて気づいたのだが、『スーファミにモデムをつないで』というシステムから、この通信は少なくとも、ふつうに電話代がかかっていそう。『しまった、どうせパソコンからもアクセスできたろうに。そうすれば安上がりだったのに』と後悔の念が浮かんだ。

夜が明けて。誰だか分からないが、ワイシャツにネクタイの男性が家に来ていて、オレを見て『きみ顔色悪いね』と言った。『あまり寝てないからね』と答えた。
また、弟が体調不良のようで、様子を見に行くとベッドの中で、おそらく吐しゃ物で汚れた顔をして寝ていた。そしてオレの姿を見ると、『おぶぶー!』と、へんな幼児語で何かをオレに言った。
水を呑みたいのか、顔を拭きたいのか、どっちかな…と思いながらもオレが『おぶぶって何?』と問い返すと、弟は意外とふつうに起き上がりながら『あ、いいよ、自分でする』と言った。

テレビのニュースは、『ニューヨークの病院で死んだ息子のさいごを、ネットを利用して父が看取る』という、いいんだか悪いんだかよく分からない話題だった。

2010/09/11

ビバップ・ハイスクール・ララバイ

 ――― 2010年09月11日。『ビバップ・ハイスクール・ララバイ』 ―――
自分は高校生。そして、ケンカ無敵でイケメンなわがままお坊ちゃまのA君は、自分の友人かつ親分のような存在。

たぶん下校のため、自分らは電車に乗った。これが、どういうのか、観光用の展望車のような簡易な車両で、ドアがなくて出入口は開いているだけ、という気もした。
車両の最後尾の出入口から、われわれが乗り込もうとしたところで、先頭のA君は、いちばん後ろの席、3人は座れそうなシートで独り、ゆうゆう居眠りしているツッパリ学生を見つけた。というかA君は、その彼がいそうなことを見越していたようなふんいきもあった。

車両はわりかし混んでいたので、A君はそのツッパリにケンカを売ってやっつけて、自分らの席をゲットしたいようだった。そして、こういう流れになってしまうと、自分ごときがA君をいさめてもムダであるらしかった。
代わりに自分は、ケンカの最中にとばっちりを喰わないように、自分らの連れの女の子たち(A君の彼女とA君の妹)を、車両のすみっこにおしつけて、自分の体で保護していた。紺ブレザーの制服の少女2人は、おびえてか、逆らいもせず自分に保護されていた。
そして、自分にしたってケンカなんて怖くて見ていられないので、そっちに背中を向けて、終わるのを待っていた。

やがて片がついたらしいので自分が振り返ると、相手のツッパリ君は、頭から血を流しながら車両の床に倒れていた。そしてA君は、勝利してなお気がすまないようで、『このクソがッ!』等々といきり立って、なおも相手に攻撃を加えようとしているのだった。

『よそうよ! もう十分だろう? 死んじゃうよ!』
『ッたってよぉ! この指をどうしてくれんだよ、痛えよ!』

と言ってA君が自分に示した左手の中指は、痛々しく腫れ上がって、たぶん脱臼か骨折をきたしていそうだった。それは殴り合い・蹴り合いの最中にそうなったとも思えず、相手がA君を押さえ込んで、意図的に指を折ろうとした結果かと、自分はそのとき考えた。

自分としてはA君の無敵を信じていたので、そのやられ方を見て、『今回は意外とやばかったのかな』とも感じたが。にしてもケンカなんてほんとにくだらない、かつ、この場はいったいどうやって収拾したらよいのか…!?

2010/09/10

下北沢の年増

 ――― 2010年09月10日。『下北沢の年増』 ―――
太平洋戦争中のような、抑圧体制下。自分は出先で何かの検問に引っかかって、持ち物の検査をされた。
すると憲兵みたいな奴が、自分のサイフの中身を見て、『通貨の規制により、いまはこれらのお金は使えない』、のようなことを言い出した。見たら自分の所持金だが、既知の日本の硬貨ではないものだった。

そして『通貨の両替』をしろと言われたので、自分は闇市っぽいマーケットへ向かった。
それが実は、『両替』じゃなくて。その市場でのみ不正規の貨幣が通用するので、何か買い物をして、お釣りとして正規のお金を受け取れ、というのだった。
何かおかしい気がするが、自分は言われたとおりにそこへ向かい、1軒の古びた和風な食事の店に入った。そして、調理場の湯気が顔に当たるようなカウンター席についた。

そして出された料理は、こぶし大のカエルをまるごとゆでたものだった。
出てきたからには、喰えるものなのだろう…いやだけど喰わねばならん気が…と考えて自分は、金属のスプーンをナイフがわりに、カエルの背中に突き立てた。するとかんたんにスパリとカエルの背中の皮は破れ、ぱっくりとそこに口が開いた。

そしてそのカエルの体の中から、生きている小さなカエルが2~3匹、這い出してきた。ゆでられていても、中にまでは熱が通っていなかったらしかった。
さいごに出てきた1匹は、オタマジャクシから変態中らしくて、それだけ色が明るい褐色で、平べったいからだからヒレが出ている、いっそうグロテスクなしろものだった。

それからなぜか、その場の人々の自分に対する待遇が変わって、自分はもっと奥の座敷に通された。そこでは体格のいいおっさんたちが、『ロックとは! フォークとは! 自由なもんなだよお!』などと、酔って気炎を上げていた。

そして中年に近い、感じのいい女性が給仕について、また別の料理をとってくれた。それがまた、大小のまるごとの魚らを、何時間も煮込んだようなしろものだった。この店かこの地方の料理は、ともかく『まるごと』が基本らしかった。
まだしも食えそうな気がしたので、自分は1匹の平べったい魚を口に入れた。まるでおせんべいをかじるように、それを半分口に入れ、喰いちぎった。

目の前の、大きくて真っ黒な鉄の鍋、むかし話の挿し絵で、いろりの上にぶら下がっているようなもの。その中で、いろいろな魚がみそ煮込みになっていた。よく見ると、その鍋の底に、豚肉の切り身のようなものがはりついていた。あまり魚が好きでないので、自分はそれを喰った。

で、さっきから何くれとなく親切にしてくれる、和装の給仕の女性。彼女について、自分が頭の中でネット検索を行うと、『下北沢の“と”』、という情報がヒットした。
『“と”』とは、『年増』を婉曲に言ったことばであるようだった。うまくしてこの女性の気に入られると、飲食の饗応にあずかれるどころか、もっといろいろなサービスを受けられるらしかった。

ではこのまま、流れに身をまかせてもよいのだろうか…と、自分は考えていた。

頭が8つのカエル

 ――― 2010年09月5日。『頭が8つのカエル』 ―――
(これは5日前に見た夢を、不十分なメモから起こしたもの)

頭が8つのカエルを見る。どうなっているものかというと、カエルのお尻の部分を『扇のかなめ』として、その扇を広げた感じで、放射状に頭部が8つついている。

調理場らしき部屋の戸口で、見知らぬ貧相なおっさんとすれ違う。そのときに自分は、たぶん仕事のつごうで、右手に包丁を持っている。害意を感じさせてはいけないと思って、包丁の刃先を地面に向ける。

葬式かお通夜に出席する父が、喪服の代わりにこれでいいと言って、黒スケネグリジェを着ている。どうせ言っても聞かない人なので、放っておこうと考える。

ネットで知りあった人の家に遊びに行くと、その庭先で、洗たく物干しを手伝わされる。
その干し物として、別に色気も何もない大量のブリーフやショーツの類に混じって、まっ黄色なキャップが出てくる。それにふしぎと見覚えがある、自分のもののような気がする。
考えたら、自分の赤い帽子が、洗たくの過程で色が抜けて、黄色になってしまったものかという気がしてくる。

その人のお姉さんは作家で、尻切れトンボ…(←メモの意味が、自分でもよく分からない)。

やがて自分が尿意を訴えると、その家の習慣なのだろうか、30~40cm角くらいのダンボール箱をさして、その中に放尿しろと言われる。
言われてすなおに自分が始めると、この尿がまったく止まらない。縁側に面したお座敷の廊下に近いすみっこで、自分は中腰のおかしな体勢で、いつまでも箱の中に放尿している。あまりにも長いので、やがてその家の姉弟が失笑を始める。

そもそも、こんな箱の中に尿をして、下から漏れるのではなかろうか、した後の箱はどう始末するのか…といったことらも疑問だが、とにかく尿が止まらない。そこで姉が、笑いながら、『もう、臭いじゃない!』と自分をあざける。
やがて自分は、ペニスを下へと向けている自分の左手にへんなぬくもりを感じる。どうしたのかと思ってよく見たら、ペニスの中ほどに横穴が開いて、そこから漏れている尿が、手に当たっていたのだった。

これは、健康上の一大事なんじゃなかろうか…と思いつつも、ひたすら尿が止まらない。というところで自分は、もうれつな尿意を感じながら目がさめた。

2010/09/07

クラフト-エービング博士

 ――― 2009年04月27日。『クラフト-エービング博士』 ―――
以下は自分がむかし書いた堕文をあさっていたら、ふいに発見された夢の記録。

途中までを省略して、結末あたりのシーンで、弟の結婚式が行われようとしていた。その会場に集まっていた親族らは実在の人々だが、しかしかんじんの(?)弟とその花嫁が、架空の人物らだった。
自分にはじっさいに2人の弟がいるが、それとは別。夢の中で、弟の名前は≪クラフト≫、その花嫁の名前は≪エビング≫というのだった。
…まさか自分がそんなにも、クラフト-エービング博士を大尊敬(?)、してるとは気づかなかった…っ!?

(クラフト-エービングはフロイトの先パイ的な精神科医、『サディズム』・『マゾヒズム』という語の発明者)

2010/09/04

ルー・リード特集

 ――― 2010年09月4日。『ルー・リード特集』 ―――
これは『ベルギーの王さま』に続いてみた夢で、ロケーションが同じく原宿近辺になっている。そこに所在するレコード店で『ルー・リード特集』のセール中だと聞いたので、N子と2人で自分は出かけていた。
聞いた話だと、ひじょうに珍しい、誰か日本のミュージシャンとルーちゃまが共演している盤が売りに出ているはずだった。ところがめっからないので、自分はがっかりした。また、店の中でいくつか小さなイベントがあったような気もするが、それらは忘れた。

何も買わずに自分たちは店を出て、線路ぎわの道を歩いていた(気分的には、原宿と渋谷の間の道)。雨天でもないのにN子が黒い傘を持っていることに気がつき、自分はそれを指摘した。
するとN子は、くすくすと笑いながら、オレにその傘を手渡した。それから彼女が、路傍の消火栓のようなものをささっと操作すると、暖房用スチームの霧のようなものが、オレに向かってそこからブシューッと、猛烈に吹き出してきた。

『ぶほほほっ! 何をするだーッ!』

思ったほどには熱くなかったが、その霧にむせながらオレは叫んだ。それから次の瞬間、『あ、そうか。この霧を防ぐために使え、という意味か』…と考えて、自分は傘を広げようとした。

ベルギーの王さま

 ――― 2010年09月4日。『ベルギーの王さま』 ―――
どこかの出版社でライターとして使ってもらおうとして、たぶん一種の採用テストを受けていた。『いまどき紙とえんぴつで?』とは思いつつ、会議室っぽい場所の机に向かって、資料を見ながら、『統計によると、女性の66%がセクハラ被害を経験しており』…とかいう文章を書いていた。
書き終わったところで、きれいで感じのいい中年の女性編集者が、その原稿を見てくれる。そして、『文章はいいけど、書くのに時間がかかりすぎですよね』と言う。その通りだと感じて、自分は恐縮してみせる。

追ってその社からの発注だったのだろうか、自分は『ベルギーの王さま』である人物を取材におもむく。ベルギーの王さまでありながら彼は、なぜか原宿あたりにお屋敷をかまえている。そしてそのお屋敷が、御殿のような、教会のような、商業ビルのような…というふしぎな場所でもある。
で、そこでお目にかかれた『ベルギーの王さま』は、見た感じ30代くらいの茶パツの青年だった。ちょっとバタ臭い顔つきはしていたけれど、まったくふつうに日本語をあやつり、ほとんど日本人と変わらなかった。

そして自分は、そのお屋敷に存在したパイプオルガンに目をつけた。
『これは、こうやって弾くものなんですか?』
『いや、オレは弾けないし、よく知らないんだよね』

さわってもさしつかえないらしいので、自分はそのパイプオルガンをいじって気ままに音を出してみた。そして気がついたのは、鍵盤と鍵盤の間に、『ワンタッチで和音を出すための特別なキー』があることだった。
(註。それは、アコーディオンの左手側についているボタンのことだろう)

やがてパイプオルガンに対して気がすんだ自分は、『そうだ、ともかくも王さまの写真を押さえておこう』と考えた。そこで王さまを探したら、彼は近くの喫茶室で、別の客人と接見しようとしており、かつ、たばこをくわえて火をつけようとしているところだった。
『ちょっと悪いかなあ』とは思いつつも自分は、『すみません王さま、ちょっとお写真をいただけませんか?』と、声をかけた。すると気さくな王さまは、ありがたくも『ん? いいよ?』と快諾してくれた。
では、写真を撮るのに場所はどこがいいか、やはり絵になるのは、さっきのパイプオルガンを背景にしてかなあ…と考えて自分は、というところで目がさめた。