2010/09/14

1990's ドリーム

 ――― 2010年09月14日。『1990's ドリーム』 ―――
DJナウくんと2人、スーパーファミコンにモデムをつないで、海外のあやしいフォーラムに接続して遊ぶ。どういうわけだか、サードパーティ製のあやしい周辺機器をいっぱい持っている(けっこう使い込まれたもの)。
それらの機器の多くが、意外なところにフロッピーのドライブをそなえていた。さらに、スーファミ本体の上ブタを外すと、マシンの後端部にMIDI端子が見つかった。これなら、プログラムがあればスーファミをMIDIシーケンサーにすることもできそうだった。ただしコネクタの形がへんなので、変換機材も必要そうでありつつ。

で、しばらくは興奮して、ゲームのROMやテレビドラマらしきもの(?)等のファイルを落としたり、英語のフォーラムをのぞいたりしていた。何をダウンロードしたのかナウくんが、『やべえ、システムディスクに書き込んじゃった』と、びみょうにあわてていた。うすっぺらな4角形の機材の、別々の辺に沿ってドライブがあるので、分からなくなったかと思った。

しかし。やがて気づいたのだが、『スーファミにモデムをつないで』というシステムから、この通信は少なくとも、ふつうに電話代がかかっていそう。『しまった、どうせパソコンからもアクセスできたろうに。そうすれば安上がりだったのに』と後悔の念が浮かんだ。

夜が明けて。誰だか分からないが、ワイシャツにネクタイの男性が家に来ていて、オレを見て『きみ顔色悪いね』と言った。『あまり寝てないからね』と答えた。
また、弟が体調不良のようで、様子を見に行くとベッドの中で、おそらく吐しゃ物で汚れた顔をして寝ていた。そしてオレの姿を見ると、『おぶぶー!』と、へんな幼児語で何かをオレに言った。
水を呑みたいのか、顔を拭きたいのか、どっちかな…と思いながらもオレが『おぶぶって何?』と問い返すと、弟は意外とふつうに起き上がりながら『あ、いいよ、自分でする』と言った。

テレビのニュースは、『ニューヨークの病院で死んだ息子のさいごを、ネットを利用して父が看取る』という、いいんだか悪いんだかよく分からない話題だった。

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