2011/01/12

さっき買ったばかりの本を

 ――― 2011年1月12日。『さっき買ったばかりの本を』 ―――
学園祭のような、同人誌即売会のような、そんなイベントの最中の学校。自分は図書室のようなところで、本棚を見ている。
見ると、自分がちょっと興味ある作家のまんが本がある。それがA2版くらいの、やたら大きな判型のものを自分は取り出して、席について開いてみる。
するとそこへ、その本の持ち主らしき、見知らぬ生徒くんが現れる。で、だいたいこんなことを言う。

『あれ、ボクがさっき買ったばかりの本を、キミが読んじゃってんのかい! ま、いいけど、汚さないでくれよ!』

おおらかなことに、このかいわいでは、買ったばかりの本をとりあえず共同の書棚に突っ込んで、自分はまた買い物を続ける、ということがあたりまえのようだ。

それで自分は、おごそかな手つきを示して、本を傷めぬよう気を付けることを伝える。すると持ち主くんは、また別の買い物に行ってしまう。そしてまんがの本を眺め続けている自分だが、その内容が『そんなに面白くもないな』と感じる。

0 件のコメント:

コメントを投稿