――― 2010年09月4日。『ルー・リード特集』 ―――
これは『ベルギーの王さま』に続いてみた夢で、ロケーションが同じく原宿近辺になっている。そこに所在するレコード店で『ルー・リード特集』のセール中だと聞いたので、N子と2人で自分は出かけていた。
聞いた話だと、ひじょうに珍しい、誰か日本のミュージシャンとルーちゃまが共演している盤が売りに出ているはずだった。ところがめっからないので、自分はがっかりした。また、店の中でいくつか小さなイベントがあったような気もするが、それらは忘れた。
何も買わずに自分たちは店を出て、線路ぎわの道を歩いていた(気分的には、原宿と渋谷の間の道)。雨天でもないのにN子が黒い傘を持っていることに気がつき、自分はそれを指摘した。
するとN子は、くすくすと笑いながら、オレにその傘を手渡した。それから彼女が、路傍の消火栓のようなものをささっと操作すると、暖房用スチームの霧のようなものが、オレに向かってそこからブシューッと、猛烈に吹き出してきた。
『ぶほほほっ! 何をするだーッ!』
思ったほどには熱くなかったが、その霧にむせながらオレは叫んだ。それから次の瞬間、『あ、そうか。この霧を防ぐために使え、という意味か』…と考えて、自分は傘を広げようとした。
0 件のコメント:
コメントを投稿