――― 2010年07月12日。『夢の リアルタイム3D』 ―――
開発中のリアルタイム3Dエッチゲームの、テストプレイを行う。高校球児と女子マネージャーらがダッグアウトの中、2対2で何かをする場面。
するとひじょうにリアルに動いているし、なぜか土ぼこりの匂いがしてくるのもリアルだ(!)。が、視点を外側からに切り替えたら、開口部が狭くて暗いダッグアウトの中の人物らが、よく見えなくなってしまった。そこで、ズームしながらアングルを変えようとしたら…。
どういうバグなのか、視点の移動にともなって人物らの位置が、ずるずるずると動いてしまう。ダッグアウトの中の半裸と全裸の人物たちが、グラウンドらしき場所に引きずり出され、さらにはその向こうの土手の上にまで移動してしまう。
かつその結果、最初はくっついていた人物らの間の距離がやたらに大きくなってしまったのは、回転運動にともなう角運動量の何か的なことだろうか? さいしょに存在した小さな距離が、誇張された結果なのだろうか?
『これは、“こういう仕様”ではすまないだろ』…とがっかりしながら、われわれスタッフは、遠くへ運ばれてしまった“出演者”たちを回収に行く。自分は、いちばん遠くまで行ってしまった女性をエスコートして、開発している事務所に連れ戻そうとする。
するとその女性が全裸ではだしなので、廻りにも足もとにも気をつけてあげなければ、というつもりだ。しかし女性がけっこう勇敢で、はだしなのに地面の上をすたすたと歩き、土手の上から下る坂をズザザザ…と平気で降りていく。もう少しそっと歩こうよ、と、オレが声をかける。すると仲間の誰かからは、こんな声がかかる。
『足の裏に刺激を与えすぎると、甲状腺がはれるので気をつけろ!』
さらに、もう一度。
『足の裏に刺激を与えすぎると、甲状腺がはれるので気をつけろ!』
やがてわれわれは、事務所の敷地内の、植え込みに囲まれた狭い小路にまで戻ってきた。ところがわれわれの拠点はなぞめいた研究所の一角に間借りしているので、そっちの白衣のおっさんたちの目をも気にしなくてはならない。彼らは自分らもあやしげな研究をしてるくせに、みょうにわれわれを疑いの目で見ているし、立場が強いのだった。
と、思っているそばから施設の窓越しに、白衣のおっさんらがこっちを眺めているのが、妙に大きな姿で見えた。スケール的にありえない大きさの顔がチラ見えして、奇妙だと感じた。
オレは『こうやって、ぼくのかげに隠れて』と言って、女性の姿を自分の背後に隠そうとした。すると女性はいつのまにか、どこから出したのか白衣をまとっていて、『このくらい着ていれば大丈夫では』みたいなことを言うのだった。
と、そうすると、なぞの施設から白衣のおっさんらとナースらしき女性たちの一団が出て来た。向こうは誰も口をきかず一列縦隊の異様に整然とした行進で、狭い小路をわれわれとすれ違った。
と、こうして字にしてみると。裸で放り出された女性をかばってあげようかとは思っているが、せめてシャツくらい着せてあげた方が、という発想もない自分に絶望した。こんなでは、『変態という名の紳士』と言うにも足りなそう?
かつ、『甲状腺』ということばが出ているが、4年くらい前に甲状腺の病気で父が入院していたことがある。白衣や研究所のイメージは、それに関係ないものではなさげ。
なお補足しとくと、この夢の始まりのシーンは午後遅い時間で、だんだんと夕暮れになり、さいごのシーンではほぼ夜になっている。
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