2010/06/22

SF超特急・8bitマシーン・ネットラジオ

 ――― 2010年06月22日。『SF超特急・8bitマシーン・ネットラジオ』 ―――
【その1】 ものすごいスピードで空中を突っ走るSF未来超特急に乗っている、という夢をみた。どうしてかって起きてから考えたら、寝ているさいちゅうに流していた音楽が、クラフトワーク「ヨーロッパ急行」じゃないけど、それっぽい疾走感と未来性があるものだったからかと。
ただし、シチュエーションはそういうわけだが内容は、その超特急の窓を開けて外へ向けておしっこを(!)…とかいう、ギャグまんがっぽくもくだらなげなものではあった。
かつまた、その世界は全体がゲーム仕立てになっているようにも思えたのだが、しかし行動の仕方(コマンドの入れ方)がよく分からないのだった。まず他の人がかってにどんどん動き、それに応じて流れの中で、たま~に自分も行動できる、という感じなのだった。

【その2】 広い部屋の中にわけのわからんモニタのいっぱいあるような、超ゲームマニアのお宅へ遊びに行っている、という夢をみた。そのマニア君の顔つきが、アニメ「うる星やつら」の≪メガネ君≫、ほぼそのまま。
で、彼はどっかでみたような気のするマシーンをうれしそうに立ち上げて、『いまのキッズは、こういうのを知らんよなあ!』と、何か8bitくさいゲームを始めるのだった。その画面の映っているモニタが、ワイドタイプのブラウン管だったことが印象に残った。
で、よくはわかっていないが自分も楽しんで、『あ~あ、これはハドソン初期の名作の…』と、知ったかぶりつつ、画面に見入るのだった。

【その3】 鴨川つばめ先生の、わりと最近のインタビューを読む、という夢をみた。誰か他のまんが家の単行本の巻末のふろくに、その作家がつばめ先生に近況を聞く、というエッセイまんがが出ているのだった。
さてだ。以下はバカが夢でみた根も葉もないウソ話だということをおことわりした上で、そこに出ているつばめ先生が、大した変わり者なのだった(フィクション!)。
まず、『インターネットは便利だネ』と言いながら、何かネットラジオ的な媒体を使って、ナチスの軍歌を部屋に流している(…ご存じのように、つばめ先生の「マカロニほうれん荘」には、ナチス的イメージを流用している部分はある)。
それと、ふだんの先生は、創作にプラスしてまんが学校の講師や漫画賞の選考などの仕事をされているらしいのだが。それにあわせて…というのかどうか知らないが、とくに面識もないまんが家に手紙を出して、『ここをこうしたら、もっと面白くなるのでは?』、という提案をなされているとか。さいきんでは、畑健二郎先生に対して、そのような『提案』をなされたとか。
で、聞き手が『それで畑先生はどうしました?』と聞くと、つばめ先生はちょっと苦笑まじりに、『いや、それは返事待ちなんですけどね』と答えられるのだった。

その他、受け答えに少々とんちんかんなところが見うけられるなあ…などとも感じたが、しかしこれらはあくまでも、バカが夢にみた超ウソ話である、実在のつばめ先生にはいっさい関係ない、と再び言明しつつ。

…というインタビューを読んだ後、オレはそれが掲載された本を、自室の書棚に戻そうとした。それは(確か)、全7巻のシリーズの第6巻なので、仲間の隣りに押し込もうとした。
するとその本の裏表紙に、おかしなマークの入っていることに気がついた。よく見ると『特選ブログパーツ』とか何か、その本の内容にちょくせつ関係なさそうな宣伝用のスタンプが刷られているのだった。これはちょっと奇妙だ、と感じた。

(…さいごにどうでもいい補足だが、鴨川つばめ先生はともかくとして、その一方の畑健二郎先生という名前が夢に出てきたこと、これは意外だった。その作家と作品について、自分はほとんど何も知らないし気にしてもいない、という自覚があったので。がしかし、実はそうでもない、ということなのだろうか?)

2010/06/10

白とピンクのまだら

 ――― 2010年06月08日。『白とピンクのまだら』 ―――
母が自分に、シャコを料理してくれ、と言う。しかしそのシャコと呼ばれたものを見てみると、まず体長が1mに及ぶほど、やたらに長い。
その甲殻の色は、白とピンクのまだらできれいだ。かつその胸から頭までの部分を見ると『こういうエビがいるよなあ』と思うのだが、しかし胴体がやたらに長くて、一対の脚がいっぱいついているところは、言わばムカデみたいなのだった。
しかも、まだ生きていて動いている。自分がその動きをまねして、彼の目の前で手のひらをワシャワシャと動かすと、彼は挑撥に怒って(?)、ハサミをふり、いっそうその動き方を激しくするのだった。

で、こんなものをどうやって料理すんのかって聞いたら、適当な長さにブツ切りにして、ホットプレートで焼けばいい、と言う。そうかと思ってまな板の上に運ぶ途中、何かのひょうしで、彼のしっぽの先っぽい部分が、いきなりもげてしまう。
それをおそるおそる、ほうちょうでブツ切りにして、言われた通りにホットプレートに載せる。そこまでしてから思ったのだが、ホットプレートがホコリっぽいままで、かつ油も敷かないで、料理を始めてしまったのはどうだったかと。

だが、ともかくも加熱が進行すると、それの身からジュワ~と、透明な肉汁のようなものがしみ出してくる。『これは、料理っぽくなってきたのかな?』と、それで一瞬は思った。
ところが続いてそれの身から、『シュワシュワ…』と、スチロールの綿のようなものが出てきたのだった。カラがついたまま焼いているので、断面のところからそれが出てきた。それを吐き出した後の身の部分は、シュン、としぼんでしまった。
その現象は、何らかの化学合成されたものが熱で分解、ということを自分に思わせた。これはほんとうに、人が食べられるものなのだろうか?



【註】 文中、なぞの節足動物が仮に≪シャコ≫と呼ばれているけれど、夢の中では『シャコ』ではなかったかもしれない。『何らかのなじみある名前だったような気がするが、はっきりは思い出せない』というのが、正直なところだ。

変わりものの画学生

 ――― 2010年06月0?日。『変わりものの画学生』 ―――
厨房スタッフである自分たちが、スーパーに買出しに行く。

スーパーのスチロール・トレイの上に、なにか残菜がのっかったまま放置されていたのかもしれない。その上に、大量のうじ虫がわいている。
それからまた時間が立って、新たにヤスデのような虫がわいて、それがうじ虫らを捕食している。

何かたいへんにヘンクツな変わりものらしい画学生を、おもしろ半分に呼んでくる。
この人の名前がいきなりおかしくて、名前が「干支(えと)」であるようなことを言う。名字の方は、忘れた。
ちょっと会話した後、画学生クンは、ひとんちの本棚をかってにあさって、『お! いいもんあった』と言って、≪みつはしちかこ≫の昔の本を、もって帰ってしまおうとする。
それは別にいいか…と思った。しかし、彼が絵の道具等々を忘れて帰ろうとするので、『おーい、これを持って帰れー!』と、彼を呼び止める。